私、もりあい(@moriai31)にとって毎年のお正月恒例行事といえば…仙禽 初槽の飲み比べ!です。
初めての出会いは2015年。3本が並んで売っているを見かけたのがきっかけでした。
仙禽 初槽とは?
この仙禽 初槽は仙禽の初しぼりなので、その年に収穫されたお米で作られ初めてしぼった日本酒と言うことになります。そして搾られたお酒の最初に出てきたのを「あらばしり」、そのあらばしりの次に出てきたのを「なかどり」、そして最後に搾られたのが「せめ」として売られています。またお酒は直汲みと言って搾られたお酒が出てくる槽口(ふなくち)から直接瓶に詰めており、とても手間がかかっています。
ひとつの同じタンクで作られたお酒なのに、搾って抽出された液体が出てくる順によって味が全く違うのを飲み比べられるのはとても面白いと思い、2015年から(売り切れて買いそびれた2019年を除いて)毎年飲み比べを楽しみにしています。
甘さとフレッシュ感たっぷり「あらばしり」
おりが混じっているあらばしりは3つの中でも甘くライトでとにかく飲みやすいです。飲める方なら四合瓶は1日で空けられるくらいスルスルと入っていきます。
果実感の甘さとほのかな酸味は後味として残さずにスッキリとしています。
フレッシュ感とグラスに注ぐと微発砲のプチプチが見えるほどの刺激が口の中で体験できます。ピンクのラベルが可愛いので見た目も飲み口も女性のかたに受け入れやすいです。
フレッシュな果実感と酸味がクリア味わい「せめ」
最後に搾るのが「せめ」だから雑味が残ると言うのが一般的だと伺いましたが、仙禽のせめに雑味などと言うものは一切なく、フレッシュな果実感と酸味の一体感が、とてもクリアな印象を与えてくれる「せめ」でした。特にあらばしり、なかどりと甘さが重視のお酒はそれだけで食事のようになってしまうので、食事と飲むには好みではないのですが、先の2つを楽しんだ後に、食事と共に飲むのに「せめ」はとてもぴったりで、お正月料理と一緒に楽しみすぎて、「せめ」を追加で買ったりした年もありました。
「せめ」はチョコレートにも合います。特にナッツチョコレートとの飲み合わせはおいしかった!
どっしとした甘さと酸味のまとまりが最高「なかどり」
個人的にはあらばしり寄りのプラス酸味が増すと言うイメージですが、飲んでみるとこれはこれで違う世界が広がります。
バランスが良いなんて一言で表すのは勿体なく、あらばしりよりもどっしりとした甘み果実感と適宜な酸味がとてもよくまとまっていて、2020年は「なかどり」が1番大好きな味わいでした。以前飲んだ時よりもジューシーさに厚みが増したような気がしますが気のせいかな??
とっても後悔!絶対に来年のみたいブレンド
他の方のTwitterで見かけたのですが、この3種類をブレンドして飲まれていたのです。そのツイートを見かけた時はすでに飲み切っていたので、なんでそんな楽しそうな事が思いつかなかったの!と大後悔です。なので来年2021年バージョンでは必ずブレンドやります。ブレンドも色々と割合を変えたりと、とっても楽しみです。
- 商品名:仙禽 初槽 直汲み あらばしり・なかどり・せめ
- 製造者:せんきん/栃木県桜市
- 原料米:ドメーヌさくら・山田錦100%
- 精米歩合: 麹:50% 掛:60%
- アルコール:15%(原酒)
- 価格:各1,737円(税抜)/720ml
- 購入場所:千葉県 IMADEYA 千葉エキナカ
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