2022年の夏休み。
大阪から島根県へ移動するにあたり、山陰地方の山の中を通っていくことになり、途中でワイナリーはないかとGoogleマップで検索をしたところ、ちょうど通り道にあったのが岡山県新見市にあるdomaine tettaでした。
ワイナリー見学というよりは、tetta caféというワイナリーレストランが営業されていて、公式インスタグラムではこの日のランチは予約がいっぱいとの案内でしたが(だって8月お盆真っ最中ですもの)、14時からはアラカルト営業をするとありました。
大阪からのんびり車を走らせれば、到着時間はアラカルト時間が始まる前あたりくらいだったので、ダメもとでdomaine tettaへ向かうことにしました。
ワイン作りでは最適な土壌を持つdomaine tetta
domaine tettaのある岡山県新見市は岡山県北西部に位置し、地質的には、大半が石灰岩質のカルスト台地上に位置し、いくつかの鍾乳洞もあり、石灰業も盛んに行われています。なので、tettaはワイン作りでは最適と言われるで石灰岩の土壌を持つ貴重なワイナリーなのです。
また標高は400〜600m、年間平均降水量は1500mmなので雨は多いですが、気温は13.7度と山間部ではスキーができるほどの雪が積もる土地なのだそうです。(西日本はほとんど知らない土地が多いので、岡山県でスキーができることに驚きました)
※引用 tetta公式サイトより https://tetta.jp/vineyard/
ワイナリーレストラン tetta café

山道を走り続けると、ワイナリーレストラン「tetta café」が見えてきます。
予定よりも1時間ほど早く到着しましたが、すでにランチ利用以外の方が並んでいる様子だったので、私もウェイティングボードに名前を書き待ちました。程なく5分くらいで、テラス席の日陰ならすぐに案内できるとのことで、そこにお願いしました。
しかし、日陰と言ってもこの日は気温35度以上の真夏日。じわ~っと暑く、汗が止まらないのですが、店内の涼しいスペースは予約したランチの方で埋まっているので、席に案内されただけでもラッキーでした。

tetta café で楽しんだワインとフード
テラス席は暑かったけど、そこから見える景色は夏空と畑一面に広がるぶどうたち。一瞬海外に来たのかな?と思うほどの景色に暑さも忘れて感動です!
そしてお楽しみのワインですが、赤白ロゼの13種類とどれにしようか迷います。全力出せば、試飲サイズの20mlなら制覇できる肝臓ですが、昼間だし、島根までの移動距離もまだまだ長いので、今回は店員さんにお願いして赤白ロゼからおすすめの1種類ずつをお願いしました。
そしてフードメニューはこの時点ではキッシュ1種と桃タルトのみと言うのでそれを1つずつ注文しました。
ちなみに、この後の様子を見ていると、アラカルトタイムの14時を過ぎるとキッチンから残りの食材が伝えられ、注文できるフードが増えているようでした。

今回の選んでいただいたtettaおすすめワインはこちら
白 domaine tetta コパンブラン2020
赤 domaine tetta カルベネフラン オトンヌ2020
ロゼ domaine tetta 安芸クイーンマセレ(微発泡)2020
赤 domaine tetta カルベネフラン オトンヌ2020

Tettaといえば、このユニークなイラストのエチケットが印象的ですが、中でもカルベネフラン オトンヌ2020のエチケットにいのししが可愛くて「かわいい〜」と写真を撮っていたら、実はこの「いのしし」はカルベネフランが大好きで、何度も畑を食い荒らされてしまったので、悔しくて逆にエチケットにしたとか。そんな憎たらしい?いのししちゃん。千葉でも畑を荒らしてしまう動物なのですが、カベルネフランをわざわざ選ぶなんて、フルーツ王国である岡山のいのししはフルーツに対してグルメなのかもしれませんね。
ロゼ domaine tetta 安芸クイーンマセレ(微発泡)2020
ワインは夏の暑さの中でいただいたのでどれもスッキリ飲みやすく、なかでもロゼは華やかなイチゴ香と、ドライですっきりとした味わいが気に入り、グラスで再びおかわりいただきました。

吉田牧場のカマンベールとほうれん草のキッシュ

キッシュ好き、チーズ好きの私にはたまらないメニューでした!
口に含むと、チーズの豊かな香りが広がり、サクサクでバターが香るキッシュ生地の相乗効果がたまらない、本当はおかわりして、これで赤とか何杯も飲んじゃいたいくらいでした(逆にチーズ苦手な家族は一口食べて・・・ダメでした)
総社産桃のタルト

tettaのある新見市の南東、岡山市との間にある総社市の桃を使ったタルトです。千葉に住む、私にとって、総社市って初めて聞いたの市町村名だったのですが、桃をはじめ、ぶどう、イチゴも特産品としており、このタルトに使われた桃もジューシーで甘く、とても美味しかったのです。ただしキッシュはほとんど食べられない家族が喜んで食べていたので、ほんのひと口だけしか味わえなかった(涙)。
「tettaの景色とワイン」旅ならではの贅沢な時間

この青空と目下に広がるぶどう畑。
この素晴らしい景色をテラス席で楽しみながらワインをいただけるのは幸せしかありません。
ただし暑すぎて、飲まない家族から「もう行こうよ」って言われたのだけが、超心残り(涙)
ランチも美味しそうだし、ぜひ機会があれば次回はちゃんとランチも予約して行きたいと思うワイナリーレストランtetta caféはおすすめです。
なお、こちらではワインだけの購入もOKです。残念あがら私はこの後まだ予定があったので、ワインは買わずに見ただけになりましたが、千葉でも比較的手に入りやすいので、ロゼの安芸クイーンマセレは購入しますわよー。